2012年10月

10月:
右方視・上方視では複視が残るものの、正中視では複視がなくなり立体視もできるようになり、また、目を動かす時の動かしにくさというかツッパリ感も少し和らぎ、自覚症状としては改善してH病院を退院した後、プレドニン服薬量を徐々に減らしていく。
9/24・25 ・・・・30mg/日
9/26〜28 ・・・・20mg/日
9/29〜10/1・・・15mg/日
10/2〜8・・・・・10mg/日
10/9〜18 ・・・・5mg/日

プレドニンを漸減していくと、素晴らしい3次元の視覚世界も、2週間ほどで徐々に立体感が薄れ、見えにくくなってきた。
また、目を動かしにくい感じや、瞼が腫れぼったい嫌な感じが強くなってきた。

始終目を冷やしていたい・・・、目を開けていたくない・・・。
あ〜あ、これでまた逆戻りだ・・・、とほほ・・・。
しかしジタバタしても仕方がない。
スケジュール表に隙間があるととにかく仕事を詰め込みたくなる性分の当方、この病気になっていなかったらある日突然バッタリ倒れていたかもしれない。
今回のこの病気は「ちょっと身体の事も考えろ。こいつ、これくらいの衝撃を与えな、仕事やめよらへんからなあ、ちょっと一発お見舞いしたろか・・・」てなもんで、身体の逆襲・・・、いやいやありがたいイエローカードかもしれない。

いろいろと調べていてわかってきたことは、甲状腺眼症(バセドウ眼症)という病気がまだよくわかっておらず、ケースによって症状や経過に相当違いがありそうだ。
また、対応できる病院も数少なく、その病院ごとにでも治療方法に幅や差があるようだ。
H病院眼科主治医も一生懸命対応して下さるもののちょっと見はなされた感じ(?!)で、受診時に現状を伝えると、即、K病院に紹介状を書いて下さる。
プレドニン量も10mg/日に増量だ。
ちなみに、ここまで改善しないとH病院でも次の手は、パルスと並行しての放射線治療だそうだ。
K病院を受診し、入院決定。
最速でも11月15日からの入院で、2クールのステロイドパルスに並行して放射線治療を実施する予定とする。

さあこうなったら「明日即入院!」はないから、ちょっと気が楽になった。
がしかし、11月の入院までに学校の後期講義の調整や病院や訪問訓練の仕事の調整をしていかねばならない。

まずは講義の仕事。
これは言語聴覚士仲間に相談しまくる。
大学4講義と専門学校2講義のをどう調整したらいいか、本当にこれは苦労した。
学校側のご配慮や言語聴覚士仲間の心強いサポートがあり、時間調整や代行講義などでなんとか凌げそうだ。
特にKさん、Nさん、本当にありがとうございます!
治ったら打ち上げしましょね〜!!

こんどは病院と訪問の仕事。
病院のほうは若い人も育ってくれたし、ひょっとしたらもうそろそろおばさんSTは潮時かもしれないなあと昨今考えている。
病院でさせていただいているのはスーパーバイズだし、この際わがままを言って休ませてもらおう。
訪問訓練のほう、そもそも症状悪化で自動車が運転出来なくなってきてしまったので、マイカーを使っての仕事をなんとかしないとみなさんに迷惑がかかる。
患者さんには申し訳ないがやめさせていただかざるを得ない。
そのことを上司に伝えると、「しばらく運転手をつけるのでそれで回って」とのこと。
こちらとしてはありがたいが、なんと初回の『運転手さんつき訪問訓練』の運転手さんはナイスミドルの素敵な総務部長さん・・・。すんません(冷汗)・・・。
そのほかの訪問ステーションの仕事も、職場の皆さんのご協力ご理解で、公共機関を使って行ける所だけ行けばいいように配慮して下さる。

医師からも言われたが、「この病気はじっと安静にしていても治るわけではないから、ストレスのない範囲で仕事をした方がいい」とのこと。
私自身、じっとしているのが非常に苦手で、家に籠ると逆にストレスになり、仕事をしていた方が病気の事はまぎれるタイプだと自分では思う。
フリーで仕事をしておりスケジュール表に隙間があると何か仕事が入れたくなるのだが、このパターンは止めにすることにする。
で、言語聴覚士の仕事は午前または午後半日だけとし、ガラス製作の仕事は当分お休みと決めた。
これで入院中の仕事の目途もついた。

家事は、日ごろから実にいい加減なやり方なので、同レベルは旦那と息子たち男3人寄ればなんとかできそうだ。
ダンナは非常に片づけ下手だが洗濯掃除調理は大丈夫だし、息子たちも曲りなりにボーイスカウトでその辺は一応なんとかするだろう、とにかくあまり考えない事にする。

さて、K病院入院まで1カ月半ある。
プレドニンは10mg服薬継続しているものの、その間に症状がどう変化するかが心配だ。
ストレスが一番病状によくないと言われても、この病気自体が一番のストレスだ。
ついついなんでも悪い方に考えてしまう癖がある当方、また、何にもせずに手をこまねいて見ているだけでは納得できない当方としては、何かしたい。
そこで、いろいろとやってみることにする。

その1は東洋医学の鍼灸。
夫は鍼灸師で開業しているが、私自身は今まで肩こりもなく、鍼も見ただけで苦手な方だったので、あらためて治療を受けたことがなかった。
しかし、どうも左右の目の上下方向の軸のズレを左方への首の傾けで少しでもカバーしようとしているようで、首や肩がカチカチ、これが肩がこるということか?!
眼の回りや顔面も緊張しているようだ。
今回は藁をもすがる思いだ(ダンナは藁か?! ごめん・・・)。
一週間に何回か頸や手足、肩、顔面に鍼や灸をしてもらったり、整体をしてもらう。
施術治療後は、少し楽になる感じだ。

その2は漢方処方。
知り合いの医師で中医師である方の診察を受け、煎じ薬を処方してもらう。
実は、眼科のセカンドオピニオンを強く勧めて下さったのは、この先生だ。
甲状腺疾患にお詳しく、重要なポイントをアドバイスしてくださる。心強い。
7,8種類の乾燥薬草などを30分煎じて飲むのだが、何とも言えないインパクトのある酸味というか苦みというか・・・、味が凄いが仕方がない。
先生も「あれを飲むなんて頑張るね〜」と感心!?してくださる。

その3は自律訓練法。
心理専攻の学生だったので、心身医学の草分け池見酉次郎先生のこの方法は昔から知ってはいたが、頭でわかったらそれでOKで実行しないタイプの当方。
心理的に不安定になりがちな当方としてはこれは35年かけての懸案事項で、もう実行するしかない。
一日に1回「手が重た〜い・・・」とやってみる。


いろいろとやりつつも、精神的にはやはり、どうしてこんな病気になってしまったのだろうか・・・、と落ち込む。
バセドウ病治療時、「アイソトープ治療は甲状腺眼症がある人に実施すると悪化することがある」とのことだったが、当方はそのときは甲状腺眼症の自覚もなく、他覚的にも問題なかったので、アイソトープ治療を受けたわけだが、ひょっとしてその時もう少し細かくチェックしていたらよかったのかもしれない・・・、など、考えても仕方のないことが頭の中を回る。
うつ状態となりかけ、心療内科を受診すると、しっかり話しを聞いてくださり、抗うつ剤や抗不安薬を処方して下さった。
が、家に帰ってパソコンで副作用を検索してみると、これまた目の関係の副作用が出てきて、服薬する勇気がなくなる。
飲もうかやめようか・・・、1週間ほど悩んでいる時にふと考えついた。
ひょっとしたら、うつ状態はステロイドの副作用かも?!
というわけで、抗不安剤などは飲まずに頑張ることにすると、少しずつ気持ちも落ち着いてきた。

鍼灸・漢方・自律訓練法など、いろいろと試みたこれらの効果のほどはどうだったかわからないが、ADLはお陰様でそれほど低下せずに済んだ。
知人が見てもどこが悪いの?と言ってくれるぐらいだ。

普段は頭で分かったら何もしない当方、病気になったからいろいろと悪あがき(?!)してみたが、これも「実際に我が身で実行せよ」という天の声かも知れないぞ。
ヨガをやっている知人が言っていた。
「信じるな、疑うな、やってみよ」
posted by 田上惠美子 at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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